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3月9日(土)
 啓蟄も過ぎて函館もすっかり春めいてきました。いつの間にやら木の芽も膨らんでいます。
 3月7日(木)の昼休みに、高校1年生の音楽選択者による恒例の合唱会が行われました。
 12:30、多目的ホールを会場に、特等席のベンチに陣取ったり2階の手摺りからのぞき込むように並んだりと先生方や生徒たちが集まったところで、パートに分かれたグリーの面々が整然と並びました。
 菱沼教諭の指揮に合わせて最初の曲、「いざ起て戦人よ」が歌いだされました。男声合唱の、歌詞がはっきり聴き取れる伸びやかで力強い合唱はやはりいいものです。2曲目は合唱曲定番の「大地讃頌」でした。一人一人が真剣に声を出しそれが見事にひとつになったときの感動は、魅了された聴衆以上に歌っている人たちが味わっていたのだろうなと思いました。
 翌8日(金)は終業式でした。フェルミン校長のスピーチは、宇宙の神秘から始まり、その中に位置する美しい地球を浮かび上がらせて、地球は人間だけのものではない、他の動物たちと共生しながら大切にすることを話しました。人の寿命が延びているのは周知のことだが、実は60年も前に百歳を超える人が200人近くもいたという驚きを述べ、でも、今やそれが7万人もいるということから長い人生をいかに生きるべきかに話を移らせて、勉強だけでなく人間としての成長、すなわち自立することの大事さを力説しました。翻って君たちはこれから3週間も休みがある、親への感謝を表し、自立のために充実した努力の日々を過ごし、互いにサポートしていける人となることを目指してほしいと語りました。自立心とモラル、そうして日本人の有する「心」の成長をとの激励の言葉でした。
 9日(土)は第18回中学校の卒業式でした。
 校歌斉唱後10時には卒業証書授与に入りました。ひとりひとりが恭しく証書を受け取って拍手を浴びていきます。次いで17名の皆勤賞受賞の名前が読み上げられました。フェルミン校長の挨拶はラ・サールの沿革に始まり聖ラ・サールの教えの下ベストを尽くせとの激励でした。
 在校生代表の嶋ア匠君(2−1)の送辞を受け、卒業生を代表して岸本智行君が答辞を述べ始めました。季節から説き起こし、そつの無い立派な内容を語りました。結びの文句に入るかというところで、もう少し語らせて下さいといって、思い溢れんばかりの話に入ったのです。卒業を漢字で表せばとのアンケートの結果をいろいろ紹介した後で、式典時に配られる「紅白まんじゅう」に触れて、なぜ紅白であるのかを知っていますかと尋ねました。話の趣旨は、普段当たり前と思っていることでも少し深く考えて欲しいとのことでした。少し意識するだけでも日々の充実したものになってくるのではと訴えたのでした。
 退場時の曲は黒人霊歌の「Deep River」でした。吹奏楽局の豊かな演奏は感動の涙を誘うほど盛り上がり、たくさんの拍手を浴びて卒業生は胸を張って会場を後にしました。
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