いま中学3年生の社会科の授業では、「憲法と平和」についての学習をしています。
「平和構築のあり方」、「憲法上問題になっている自衛隊の位置づけ」、「地域への貢献」などをさらに考えさせるため、5月20日(火)・22日(木)の午後の時間を活用して、海上自衛隊函館基地(函館市大町)を訪問しました。
自衛隊の仕事は常に危険と隣り合わせなのではないかと考える生徒は多かったのですが、実際にお話しを伺ってみると、気象や通信をおもに担当する方、海上なのに航空管制を担当する方、衛生、給食、音楽を担当する方までいらっしゃるなど幅の広い職種があることを知りました。
隊員の中には、泳げなかった方もいらっしゃるなど親近感のわくエピソードも語られました。
また、体験学習では、救助活動の際によく使用されるロープワーク(もやい結び)を教わりました。
隊員の方々は、私たちからのたくさんの質問に対し、一つひとつ丁寧に答えてくださいました。
生徒たちは、「実際に訪問をしたことで初めてわかったことがたくさんあった」、「これからの時代を生きていく自分たちであるからこそ、平和について真剣に考えていかなくてはならない」との感想を抱き、その週末の保護者会では今回の訪問を生かした「グループ発表会」を実施しました。
生徒たちは自身のクロームブックを活用しながら探求をし、スライドを活用させながら、保護者を前にして思い思いの発表をしてくれました。
これから先も探求的な学習を取り入れながら、学びを深めていきたいと思っています。隊員のみなさま、ありがとうございました。
- 海上自衛隊訪問
- 発表授業