高校61回生 井上太郎 君

高校61回生 井上太郎 君 【2020年度高校入学 / 寮生 / 札幌医科大学入学】

高校61回生 井上太郎 君の函館ラ・サール高校の寮生活は、たいへん濃厚です。濃厚というのはつまり、さまざまな点で変化に富んでいるということです。実際に高校生としての3年間をこの高校寮で過ごしてきた私にとって、函館ラ・サール高校での生活は濃厚であるがゆえにあっという間でした。

どういった点で変化に富んでいるのか。一番代表的なのは人間関係です。函館ラ・サール学園寮には、函館近辺や北海道に限らず全国から生徒が集まります。寮では、もともと異なる環境にいた同級生と、お互いのことを何も知らない状態で集団生活することになります。最初のうちは新生活への適応で落ち着かないかもしれません。しかし徐々に慣れていくうちに、新たな交友関係を作ったり、相手から自分の知らない知識や視点を学んだり教えたり、一緒に勉強や食事をしたりすることで、寮生活を楽しめるようになります。直接の交流を通して、全国各地に友人を作れるということは、寮生活をするひとつのメリットだとおもいます。3年間苦楽を共にした友人のなかから、もしかすると貴方にとっての生涯の友が見つかるかもしれません。 

変化に富む点としてもうひとつ挙げられるのは、自分自身の成長です。高校寮は、椅子や机、自習室など勉強に必要な道具が整っています。それだけではありません。一緒に学習する仲間が常にそばにいることで、雰囲気に乗じて集中して自習に取り組んだり、直結する学校に行って先生方に質問したりすることもできます。このような環境を巧みに利用することで、学力的にはもちろんのこと、さらには積極的なコミュニケーションを通じて、人としても大きく成長することができます。

元寮生として、この寮での生活で最も大切にしてほしいことがあります。それは、「雰囲気にどう合わせるか」ということです。周りが勉強していたら、一緒になって勉強する。あるいは、周りがだらけている時は雰囲気に呑まれずに勉強する。寮という環境は、雰囲気にどのように対応するのかを考えるクセをつけるのに非常に適しているとおもいます。

最後に一言。ぜひ、寮生活を楽しむ心を忘れずに!ここでの経験は、きっと人生の糧になると信じています。 

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