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今日から後期の開始です。校長先生のスピーチを紹介します。

 本日から後期が開始されます。1時間目に始業式の代わりに、校長先生から放送でお話を頂きました。以下は、その全文です。

 皆さん、お早うございます! 6月3日から本校が再開し、今までの間学校では、行事の中止や先送りされました。部活動も注意しながら行い、短い夏休みもあり、色々な面で、日常生活の変更をしながら令和2年度の前期を終わりました。今日から「後期」が始まります。生徒の皆さんや保護者の皆様と先生方々一人一人の力を合わせていますので、おかげさまで、私たちラ・サール学園でスムーズに前に向けて動いています。授業に対しても皆さんは覚えていると思いますが、4月から勉強のため、郵便で送った課題、遠隔授業、そして状況を見ながら検討した結果、直面授業ができるようにしました。

 本校で直面授業が出来ていますが、皆さんはご存じだと思いますが、どこでもそう通り行っていることではない。全世界ラ・サール会の中でも、まだ授業が出来ていない学校もあり、100%オンライン授業の学校もあります。残念ながら、ICTに対して、ある国では大変な限りがありますので全然、何もできない学校もあるそうです。全世界ラ・サール会の内、寮を持っていて、再開している学校はごくわずかです。言うまでもなく、私たち函館ラ・サールはその面でも恵まれていると思います。

 「恵まれている」と言えますが、同時に責任を引き受けなければなりません。新型コロナウイルスの影響で、私たちは特別な生活を過ごしていますが、「新しい生活様式」を学んでいますが、未来がどう風になるか、まだ分からいところはいっぱいがあります。私たちは不確実な未来に備える必要があります。そのために最良の方法は私たちの教育だと思います。

 「新しい生活様式」の中で、私たちの基本教育理念が変わらないが、もちろん必要なところで、必要なプログラムの調整をしながら進んでいます。基本理念の五つのポイントを覚えていると思います:

●一つ目、Faith信じる心、神と私たち人間とのかかわりについて学ぶこと。どんな状況でも神様のかかわりが出来るでしょう。

●二つ目、Concern for the Poor and Social Justice奉仕の心、社会的な不正義により苦しんでいる人々に、心を寄せ、彼らを守っていく。学校でも、家庭でも、友達の方でもいろいろなレベルで苦しんでいる人がいれば、私たちは支援するような行動ができるでしょう。

●三つ目、Respect for all Persons、すべての人の尊敬を重んじる、お互いに尊重すること。

●四つ目、Inclusive Community、人間一人一人の考え方や特性も違うかも知りませんが、違うことがあっても受け入れることです。

●五つ目、Quality Education、質の高い教育。皆さんは一人一人が、よりよい社会を作り上げていくために、教育が大変大事なことです。

 これらの5つの要素は私たちの生活を統合していると思います。

 新型コロナウイルス状況の中に私たちが毎日の生活に希望も持っています。全世界でパンデミックが終わったことではないので、責任を引き受けて、これからも注意しながら努力しなければなりません。

 このパンデミックの状況において私たちは現実から逃げることはありません。新しい状況に適応するために私たちは何回も振り返り、再検討し、反省することも必要だと思います。ラ・サールの教育理念に基づいて最も素晴らしい日常生活ができるように努力しましょう。

 日常生活の中で難しいところがありますが、乗り越えることが、私たち出来ると思います!今年度は全世界ラ・サール会の内で、本校の生徒用玄関のロビーに掛けているポスターに書いてある通り、「Great Things are Possible」「成し遂げられないことはない」と言うスローガンがあります。私たちは今年中に大変なことがあっても、乗り越えられると思います。今日から後期でも努力しましょう。

 今まで、新型コロナウィルスに対していろいろな取り組みで、一人一人の生徒も、学校の職員たちも努力していることを認め、私は校長として感謝いたします。これからも皆さんの協力が必要ですのでよろしくお願い致します。

 最後に教皇フランシスコの言葉で終わりたいと思います。

 「今は、無関心でいる時ではありません。世界中で苦しんでいて、パンデミックに立ち向かうために結束しなければなりません。困っている人、一番弱者を支援するように考えるべきです。」

この考えで後期でも、頑張っていきましょう。

 

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