今年もクリスマスまであと1か月ほどとなりました。本校でもクリスマスリースの飾り付けを行いました。カトリック諸国では12月25日を迎えるまでの約4週間は「アドヴェント（待降節）」といい、１年で最も重要な準備期間として位置づけられています。クリスマスの季節には、多くの場合、家族同士の温かなひとときがもたれます。しかし、そのようなひとときをもつことのできない人、孤独の中にいる人たちもたくさんいます。身寄りがなく、たった一人で暮らしている人、あるいは家族とは遠く離れて暮らしている人、一人で都会に出てきて親しい友人がいない人。仕事のためにわが家に帰れない人、この大切な準備期間である待降節はそういう人たちのために何か一つでも行動するときでもあります。
