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クリスマス会

12月14日(金)、「クリスマス会」が催されました。
 吹奏楽局による「聖しこの夜」の静かな調べの中を、元町カトリック教会主任司祭である今田神父が二人のミッション部員を引き連れて入場するとおのずと空気が引き締まります。全員起立しまずはクリスマスキャロルの『あら野のはてに』の合唱、そして司祭の「招きの祈り」、その後ミッション部員がヨハネ1章の一節を朗読しました。
 「初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。~万物は言によって成った。成ったもので言によらずに成ったものは何一つなかった。言の内に命があった。~」
 司祭のお話も、ここから始められました。したがって、「言(ことば)」は「言葉」ではありません。翻訳者の意図が込められています。
 「『言』は『肉』となって.わたしたちの間に宿られた。」と。
 「肉」なる表現から人間の弱さ、はかなさを感じさせられませんかと説かれました。裸で生まれ裸で死んでいく人間、イエスもまたベツレヘムに向かう途中の馬小屋で誕生しました。「言」は「神」であり「命」です。しっかり生きてゆくことが求められています。
 会は「黙想」から「共同祈願」に移り、PTA、協力会、母の会、同窓会、教職員、生徒会のそれぞれの代表者が祈りの言葉を述べた後、キャンドルサービスに入りました。前述した代表者の方たちに引き続き各クラスの代表者も蝋燭(ろうそく)を捧げました。司祭はお話の最後に蝋燭にも触れられました。
 「蝋燭は我が身を減らして人を照らす」
 心洗われ清新さを蘇らせられるひとときでした。命を大切に、蝋燭のように身を捧げて生きていきたいと皆思ったのではないでしょうか。

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