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文化週間

 今週は「文化週間」でした。文化系クラブの活動の発表の場として定着し一般生徒も教職員も楽しく鑑賞しています。
 文化委員長の若月駿亮君(2D)が委員会広報で次のように挨拶していました。「学園祭から4か月経ち、各団体とも高3生の先輩方が引退されての新体制での発表です。昼休み、放課後に様々な場所で発表があります。是非、皆さん、足を運んでみて下さい。」
 初日26日(月)は、開幕を飾るように「吹奏楽局」が華麗な演奏を中学生も交えて披露しました。「バードランド」「ソウルボサノバ」の2曲、今までとは違った選曲に挑んだということでした。会場の多目的ホールの後方には「新聞局」のパネル展示もありましたし、投書箱も置かれていました。
 吹き抜けの多目的ホールでは、連日昼休みにパフォーマンスが企画されました。火曜は「一般音楽部」、水曜は中学2年生の合唱、木曜は「JAZZ研究部」、金曜最終日は「Glee club」です。
 また、他会場を紹介すると、火曜は「茶道部」が茶室で放課後にお茶会を設けました。「ミッション部」はやはり放課後に視聴覚教室で活動報告(翌日も実施)をしました。
 木曜は、「漫画研究部」が昼休み予備教室1で部誌を配付し、放課後には茶道部が図書館前ホールで茶席を構えました。
さて、授業の方に目を転じます。30日(金)3、4時間目に中学3年3組の家庭科の授業にお邪魔しました。道立消費者センターの道高真理氏を招いての消費生活に関わるものでした。
 1時間目は「契約と消費トラブルについて」をテーマにスクリーンを用いての講演でした。生徒達が5班に分かれて座っていたのは次の時間にゲーム要素の取り組みをするためです。若者の消費生活トラブルの相談件数は20歳になると急増するとのグラフを見せ、その理由を生徒に問いました。すかさず「成人になるから」との回答が飛ぶ中、これからは18歳が成人となるので中3生も他人事ではないとの言葉に、思わず緊張が走りました。「契約」とは法的責任を伴う約束事と定義されます。その契約を自由に結べる現代は、気を付けていないと大変なことになります。ネットで通信販売をしたことのある生徒も数名いました。今までは「法定代理人の同意」が必要だった、つまり法で守られていた子供達も18歳になると簡単に契約破棄はできなくなってしまいます。ネットやスマホによる被害相談はますます増えている現実、ターゲティング広告やらインフルエンサー・マーケティング、フリマアプリのトラブルとかカタカナ言葉がどんどん繰り出されます。オンラインゲームの話になると生徒達の反応も俄然強くなりました。「課金」で儲けるシステムで、例えば生徒達の知っているらしいゲームの「モンスターズ・ドライブ」では1,300億円(業界第3位)も売り上げがあるのを聞いて驚きの声が上がりました。
 2時間目は消費生活に忍び寄るトラブルをボードゲームで体験するというもので、サイコロを転がしてはカードを引き、裏に書かれている具体的なトラブルを読み上げては駒を進退させます。なかなか考えられたゲームにあっという間にチャイムを聞くことになりました。

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