先週末にはこんな活動もありました。ミッション部主催の「トラピスト修道院一泊体験」です。11月17日(土)14:30に当別トラピスト修道院(北斗市三ツ石)に到着後、翌日のお昼まで修道士の生活を体験してみるというものです。韓先生引率でミッション部に有志の者達を加え今年は総勢10名(中学3年3名、高校1年1名、高校2年5名)が参加しました。何事にも取り組み体験することへのラ・サール生の意欲・熱意が感じられる催しと言えます。
大まかな日程を記せば、ルルドの散策、晩の祈り、修道士による講話、そうして寝る前の祈りで20:00には就寝です。翌朝は何と3:15分に起床し3:45読書課、自室にて黙想を行った後、5:30朝の祈り、5:45ミサ、それから朝食です。8:30修道院と作業場を見学し11:30昼食だったそうです。
ラ・サール生は寮生活をしているから時間割生活や食住に関わる作業、また互いの重荷を担い合うことに慣れていると修道院の方は思われていたでしょうが、なかなか大変な時間を過ごしました。本来神父でなければ泊まれぬ場所、厳守しなければならぬのは沈黙を守ることだったそうです。
終了後に書かれた感想文から米本真君(2A)の一節を取り上げます。
「『修道士』という言葉を聞いた時、私の頭に思い浮かんでいたのは漫画やゲームの世界に登場する無感情で冷淡な像であった。そんな想い描いていた姿はその方々と接する機会が増せば増すほど自然と払拭されていった。大修道院長に講話していただいた時の何気ない笑顔、質問に対しての真摯な姿勢においては寧ろ今まで感じたことのない温か味があった。これこそが本当の幸せを勝ち得た人々なのではないかと思った。」