卒業生・在校生の声

中学校24期生 畑俊哉 君 【現中学2年生 / 寮生】

中学校24期生 畑俊哉 君大げさに思われるかもしれませんが、僕は函館ラ・サール中学校に入学してよかったなと思う理由を際限なくあげることができます。そういえるくらい、すばらしい学校です。

ここでは在校生だからこそ気づくことのできたラ・サールの魅力という視点に立って、二つのことを皆さんにご紹介します。 

まず、第一に伝えたいことは、おそらくどの学校に進学したとしても必ず関心を抱く教師陣についてです。中学受験に臨んでいた頃、僕は同レベルの偏差値の学校なら授業の質はそれほど変わらないものだろうと考えていました。けれども、それは大きな間違いでした。一年生のときに「この先生の授業、面白いな」と思っていた先生が二年生に進級すると担当学年が別の学年になっていました。このことを知って、二年生の最初の登校日はかなり気分が落ち込んでいたのを覚えています。今から思えば、そう感じるくらいにその先生の授業が好きだったのだなと感じます。しかし、一年生の授業とは異なる楽しさが二年生の授業にはありました。ほとんどの教科に共通していえることですが、例えば国語だったら国語という教科を学びたいというより、その先生の国語を学びたいんだというように感じる点です。ほとんどすべての教科でそういうふうに感じられる学校は日本全体でもそう多くはないと思います。以上のことから断言します。函館ラ・サール中学校のすばらしい先生方の授業を受けないのはもったいないことです。

次にお伝えしたい函館ラ・サール中学校の魅力は全国から生徒が集まるおかげで異なる価値観を持つ者同士で集団を形成するということです。多様な経験、多様な文化の中で育った仲間や友人とともに切磋琢磨するという、他の学校では体験できない成長の機会を得ることができます。自分とは異なるたくさんの考え方や価値観にふれることは、実社会で生活をする将来において必ず役に立つかけがえのないわたしたちの財産になるものと確信しています。 

函館ラ・サール中学校には以上述べたことのほかにもよいところがあります。それらのことは実際に入学して確かめてほしいと思います。 

高校61回生 井上太郎 君 【2020年度高校入学 / 寮生 / 札幌医科大学入学】

高校61回生 井上太郎 君の函館ラ・サール高校の寮生活は、たいへん濃厚です。濃厚というのはつまり、さまざまな点で変化に富んでいるということです。実際に高校生としての3年間をこの高校寮で過ごしてきた私にとって、函館ラ・サール高校での生活は濃厚であるがゆえにあっという間でした。

どういった点で変化に富んでいるのか。一番代表的なのは人間関係です。函館ラ・サール学園寮には、函館近辺や北海道に限らず全国から生徒が集まります。寮では、もともと異なる環境にいた同級生と、お互いのことを何も知らない状態で集団生活することになります。最初のうちは新生活への適応で落ち着かないかもしれません。しかし徐々に慣れていくうちに、新たな交友関係を作ったり、相手から自分の知らない知識や視点を学んだり教えたり、一緒に勉強や食事をしたりすることで、寮生活を楽しめるようになります。直接の交流を通して、全国各地に友人を作れるということは、寮生活をするひとつのメリットだとおもいます。3年間苦楽を共にした友人のなかから、もしかすると貴方にとっての生涯の友が見つかるかもしれません。 

変化に富む点としてもうひとつ挙げられるのは、自分自身の成長です。高校寮は、椅子や机、自習室など勉強に必要な道具が整っています。それだけではありません。一緒に学習する仲間が常にそばにいることで、雰囲気に乗じて集中して自習に取り組んだり、直結する学校に行って先生方に質問したりすることもできます。このような環境を巧みに利用することで、学力的にはもちろんのこと、さらには積極的なコミュニケーションを通じて、人としても大きく成長することができます。

元寮生として、この寮での生活で最も大切にしてほしいことがあります。それは、「雰囲気にどう合わせるか」ということです。周りが勉強していたら、一緒になって勉強する。あるいは、周りがだらけている時は雰囲気に呑まれずに勉強する。寮という環境は、雰囲気にどのように対応するのかを考えるクセをつけるのに非常に適しているとおもいます。

最後に一言。ぜひ、寮生活を楽しむ心を忘れずに!ここでの経験は、きっと人生の糧になると信じています。 

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