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令和元年度消費者教育サポートセミナー「学校訪問講座」

 11月28日(木)と29日(金)の2日間、中学第3学年の全クラスで2時間連続の令和元年度消費者教育サポートセミナー「学校訪問講座」が行われました。一般社団法人北海道消費者協会教育啓発グループの講師の方2名が来校し、『契約ってなあに?・悪質商法ってなあに?』というテーマで、若者はどんな契約でどんなトラブルに巻き込まれる傾向があるのか、また、そのトラブルに対してどのような対策がとられるかについて、説明されました。 18歳で成人と見なされるということは、自分のクレジットカードをもてる、つまり、消費者金融からお金を借りることができるということでもあります。クイズ形式で生徒たちはまず「契約」するということについて学習しました。口約束だけでも契約が成立し、法的拘束力をもつことに、多くの生徒は驚きの声をあげていました。次に、国民生活センターに寄せられた消費者相談の状況から、若者のトラブルの実態が説明されました。20歳前は未成年ということで民法によって保護されていますが、20歳になると人生経験の浅い若者に悪質業者が寄ってきて被害件数が急増します。契約について必要な情報を学び、賢い消費者になってトラブルを防止するための様々な方法を、生徒たちはメモをとりながら真剣に学んでいました。

 講座の後半は消費者アクションゲームが行われ、若者・高齢者・詐欺師のコマを使って人生ゲームのように制限時間内にゴールを目指す遊びを通して、悪質商法から自分を守る方法を楽しく学習することができました。「デート商法」「マルチ商法」「架空請求」「フリマアプリのトラブル」「サクラサイト」など多くの具体的なトラブルが提示され、生徒にとって大変有益な学習の機会となりました。「若者よ、賢い消費者を目指せ!」というスローガンが実感として理解できたことは、ごく近い将来に成人となる生徒たちにとって大変貴重な経験であったと思います。

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