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高校3年生 数学の授業

 今週は高校3年生の数学の授業を紹介したいと思います。
 夏休みが明けて、およそ1か月がたち、部活動を引退した高校3年生たちは本格的に大学入試に向けた準備を始めました。そんな中、高校3年生の内部進学生、理系クラスでは生徒に発表をさせる授業を展開しています。
 本番の試験では、解答用紙の真っ白な紙の上に、自分の考えをまとめます。しかし、紙の上に書かれた内容が採点者に伝わらなければ、得点にはなりません。また授業で扱う問題には答えがついているため、仮にわからなかったとしても解答を調べて確認することができますが、本番ではその確認ができません。
 これらを打破するため、高校3年生の内進生理系クラスの数学の授業では、生徒がグループとなって与えられた問題を解き、前に出て発表する形式をとっています。そして、その生徒たちが作った解答に関して疑問に思ったことを生徒が発言し、それに発表者が答えます。質問が出たということは、その部分が伝わりにくかったと言えますし、どう直さなければならないのか、どうすれば伝わるのかを学習することができます。また、ちょっと踏み込んだ質問に関しては、しっかりとした理解がないと答えることができません。ただ、答えを出すのではなく、なぜこうした答えなのかなどを常に考えながら問題を解く必要があり、普段以上に数学の理解が深まります。更に、問題の解答は一切与えてはいないので、自分たちの答えに自信をもつという、入試では最も重要なことを経験することもできるのです。
 生徒たちは、この難題に進んで取り組んでいます。さすが高校3年生といったところでしょう。めきめきと力を付けていき、本番ではよい結果を残せるように頑張ってほしいと思います。

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