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高校1年生 奥尻研修旅行の事前学習

 9月19日(木)、5時間目のLHRの時間を利用して、高校1年生は10月初旬に予定されている二泊三日の奥尻研修旅行の事前学習を行いました。
 前半は各ホームルームで防災ロールプレイの役割分担についての説明があり、その後クジ引きが行われました。負傷・収集・救助・医師・誘導・避難・確認の7つの役割のいずれかを担当することになるので、高校生はそれぞれ神妙な面持ちでクジを引いていました。クジを引いた後のリアクションにも気合いが入っていました。

 後半は高1全員が新体育館に移動して、過年度の奥尻研修旅行を記録したDVDを全員で視聴しました。
 防災訓練の流れは、まず負傷者役の生徒が怪我の状況を情報収集係の生徒に具体的に伝え、それをメモした情報収集係がその情報を救助係に伝えます。負傷者役の生徒の演技力はかなりのもので、見ていて驚くほどでした。救助係は負傷者の怪我の状態に合わせて白衣を着用した医師役が待機している災害対策本部に負傷者を搬送します。そこで負傷者の氏名、血液型、怪我の状態が確認され、本部での対応が難しいと判断された場合は、救急車で搬送されます。ヘルメットをかぶった係が負傷者を救急車に慎重に乗せていきます。そして最後に、全員無事避難できたか確認を行います。DVDには参加した生徒の感想や奥尻消防署の方の訓示も収録されており、自分の命やまわりの人の命を守るためには迅速な行動が大事であることが繰り返し強調されていました。

 先輩たちの現地での実際の行動が映像と音声で記録されているので、防災訓練を他人ごとではなく自分のものとしてとらえやすいうえ、島民の方々のご協力もあって非常に臨場感があり、高校1年生は防災ロールプレイの活動の流れが大変よく理解できたのではないかと思います。奥尻研修には、この他にもたくさんの見学・体験学習が盛り込まれているので、高校1年生の大きな成長の機会となることが期待されます。

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