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ビーバームーンの皆既月食

11月8日(火)は全国的に注目を集めたビーバームーンの皆既月食が起こりました。
ビーバームーンとは11月の満月を指します。木の皮や葉を食べるビーバーが冬ごもりの準備を始める季節であるとともに、その毛皮を目的とした狩猟を行う時季であることに由来するアメリカ先住民の呼称です。
今回の皆既月食は23年ぶりの天王星食と同時に起こり、442年ぶりの天体ショーとして夜空を見上げた方も多いと思います。

天文部も18:09の部分月食の開始に合わせて準備を進め、赤銅色に染まる月を観測しました。
徐々に手先がかじかむ中、赤道儀で反射型望遠鏡を操り月を追っていた天文部に、思わぬ出会いがありました。
東の空高く赤い月からふと視線を外した北の空に火球の閃光が閃いたのです。
一瞬、北の空が白とも緑とも紫ともいえるまばゆい閃光に染まりました。
一瞬の出来事で、その光景を目にできたのは部員の半数だけでした。

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