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函館ラ・サール高等学校第57回卒業式

 2月1日(金)、凍て付く道にふわりと雪が覆った寒い朝でしたが太陽は顔を出して晴れの日を祝してくれているようでした。
 函館ラ・サール高等学校第57回卒業式。164名の巣立ちの儀式が挙行されました。

 10:53 吹奏楽局による演奏の中、卒業生が拍手に迎えられて入場しました。卒業生にとっては最後の校歌斉唱の後、卒業証書授与が行われ、A組の石崎君からE組の渡邊君(証書番号14,664)までおよそ100名が登壇しました。60名あまりは受験のため欠席なのです。いつもながらクラス数名が紋付き袴の出で立ちでした。
 次いで皆勤賞授与に移り41名が名前を読み上げられました。中には中学を含め6年間皆勤の8名が入っています。代表して岩上太郎君(3-A)が記念品を受け取りました。
 学校長式辞では開口一番今日が感謝の日であることが話されました。成長して来るには大勢の方の協力があったことに思いをいたし感謝すべきだということを。ラ・サール精神が築く絆は困っている人に手を差し伸べ、美しい人間関係を作り出し、そうして培われた能力と人間性を持って新しい世界に勇躍しようと激励しました。
 送辞も答辞も原稿無しの遣り取りでした。生徒会長の川口勘太君(2-C)は冒頭で春が近づく中、寂しさも感じると述べた後、簡潔で力強い感謝と激励の弁を述べました、対して卒業生代表の秋庭柚斗君(3-B)は感謝と今後への意志を誠実な心のままにたっぷりと聞かせてくれました。卒業の時を迎え身に染みたこととして次のようにも語りました。一人ではできないことも協力し合えば叶えられる、そうして人数以上の結果が得られた、と感慨深げに語りました。在校生には決して妥協することなく何事にも全力で取り組めと激励し、最後に卒業生にはとうとう別れねばならないが、一生の思い出が作れた、みんなと会えて良かったと言って結びとしました。
 後は3年間の思い出をスライドで懐かしみ、聖ラ・サール賛歌を斉唱したところで式は閉じられ、グリー部の歌う「学生歌」の中を卒業生は会場を後にしました。

 最後のLHRを終えた後、自由参加ですが、12時から40分間、寮食堂で立食パーティ方式の祝賀会が催されました。卒業生、先生、そして保護者の方が入り乱れての歓談の中で卒業学年団の坂本主任が、互いに助けられての人間関係であることを話し、感謝の念を持つことが大切だと言えば、卒業生代表でスピーチした遠國竜佑君(3-B)も同じように皆の力で支えられたことに感謝し、この好機に親に感謝の言葉を言おうと呼びかけ、最後に寮生として80名が一箇所に集まって生活したことから得たものは今後のいかなる試練も乗り越えさせると力強く語りました。トリは前同窓会長の齊藤裕志様。激励の言葉を頂いたあと乾杯の音頭を取っていただいてお開きとなりました。

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