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3月21日(金)【9日目】 ホストスクールへの登校,最終日!

今日はホストスクールへの登校最終日でした。午前中はこれまで通り授業に参加させてもらい,昼食後には,フェアウェルセレモニーに向けたリハーサルと本番です。日本を離れてからなかなか練習することができなかったリコーダーと合唱でしたが,生徒達はリハーサルで何度か繰り返し練習することで,すぐに思い出すことができたようです。

 セレモニーは,本校引率教員とホストスクールの生徒とのサクソフォン四重奏による賛美歌「abide with me」で始まり,その後すぐに,生徒のリコーダー合奏でホストスクールの校歌とスタジオジブリ・メドレーを演奏しました。その後,本校生徒からのスピーチを挟みながら,生徒が制作した記念品の絵画と感謝状を贈りました。

 それらの贈呈後には,合唱曲「旅立ちの日に」を演奏しました。歌詞の意味を知ってもらうために,あらかじめ英訳したスライドをスクリーンに投影し,そこにはホストスクールの生徒と本校生徒が交流する様子の写真なども盛り込みました。歌詞の中にある,

   今 別れの時 飛び立とう 未来信じて

   はずむ若い力信じて この広い この広い大空に

というフレーズは,この3月に中学校を卒業した本校生徒達が,「今日,研修旅行を終えて日本へ帰国する」,そして,「ここで得た経験を活かし,将来の飛躍を誓う」といったメッセージを感じ取ることができる力強い男声合唱の響きでした。ホストスクールの生徒達の中には涙を拭う生徒も見られました。

 演奏の最後には,曲の紹介なしでアメリカ国歌をリコーダーで演奏しました。はじめのたった2小節で,会場内にいらしたホストスクールの生徒,職員,そして聴きに来てくださったホストファミリーの方々全員が起立して胸に手を当て,スクリーンに投影された星条旗の方を向きました。曲が進むにつれて歌声が次第に大きくなり,最後はリコーダー演奏と大合唱で会場が一つになり,大変感動的な演奏で締めくくることができました。

 私達の演奏後には,引率したロドリゴ学園長からのスピーチ,そして,ホストスクールの校長先生と,私達の受け入れに尽力してくださった職員の方からスピーチがありました。その中で,本校生徒一人一人に修了証,ピンバッヂ,そしてホストスクールの制服のネクタイがプレゼントされました。

 私達を温かく迎え入れてくださり,また,貴重な経験とともに生涯に渡って色あせることのない思い出を与えてくださったホストスクールのすべての方々,そしてホストファミリーの方々に対し,心から感謝申し上げます。

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