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中3海外研修旅行 9日目(12月13日)前半

生徒の皆さんにとっては10日間の海外研修旅行、長かったでしょうか、それとも短かったでしょうか。日程をこなしている最中は長く感じ、終わってみると短く感じるというのが一般的な受け止めなのかもしれません。しかしこの報告を書いている筆者にとっては、今日ほど長い1日はありませんでした。

 LCHSの玄関ホールに朝、集合して、ホストファミリーと別れを惜しんだ後、バスで3時間半ほどかけてニューヨークまで移動します。前夜、荷造りで夜更かししたのか、生徒たちはすぐに熟睡モードに入り、バスの中は大変静かでした。

到着後Planet Hollywood New Yorkで昼食の予定でしたが、入店できるまで少し時間があるということで、ニューヨークきっての繁華街、さまざまな店舗や劇場が建ち並ぶタイムズスクエアのあたりを少し歩くことになりました。クリスマスを来週に控えた週末です。歩道を歩いていると常に誰かしらの後頭部がすぐ目の前にある、といった具合の混雑ぶりでした。先頭に現地のガイドさんと教員、真ん中に教員、最後尾に添乗員さんと教員という隊列を組んで移動するのですが、生徒たちの全体の様子など見えるはずもありません。ニューヨークの、特に繁華街は治安が非常に悪く、すりやぼったくり、恐喝などが横行しており、たちの悪いことには、隊列に割り込んできてまで悪さをはたらく輩がいるのだそうです。危険を感じたのか、生徒たちもまとまって行動してくれたので、本当に助かりました。こういうところが函館ラ・サール生のよいところですね! それに危険を察知する能力は生き抜くのに必要です。しかし多人種、多民族の混在、極端な貧富の差など多くの要素が複雑に絡み合うカオスの危険性は、一方で創造力に満ちたエネルギッシュな街に必然のものでもあるのでしょう。若い感性がこのカオスをどうとらえたのか、興味があります。

 昼食のハンバーガーは香ばしく焼けた肉の風味が最高で、付け合わせのポテトも含め、生徒たちには大好評でした。店内には巨大なスクリーンが壁一面と天上に設置され、絶えずアーティスティックなMVが映し出されていました。

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